si-3 Objections - Your ever changin' mind / I'm through
Objections - Your ever changin' mind / I'm through (Hep House HS18 '67)
Samlaファースト期の関連作。
サムラのベースLars Krantz(以下LK)とドラムスHasse Bruniussonが、サムラ以前に在籍したバンドのシングル盤。ジャケ写の左端で右手を上げているのがLK、下で万歳してるのがHB。今更だがLasseはLarsの、HasseはHansの愛称だ。個人的によく目にした方の呼び方で書いてしまっている。5人編成、HBのHPによるとLKはリズムギター担当だった。しかし二人とも、ルックスから表情から、しっかりアイドル路線じゃないか?
LKとHBは15歳の時から一緒に演奏をしてきた。HBのインタビュー(Euro-Rock Press vol.14 p.74~ '02)にも書かれているし、'97年にオスロでHBと話をした時にもそう言っていた。その時彼はとても感慨深い様子で「LKとは15の時から一緒に演奏している、今でもね。信じられないよ。」と、はにかんだような微笑をたたえながら言った。後の悲劇的なバンド分裂を思う時、あの時の彼の微笑が鮮明によみがえり、私の胸は痛む。
HBは'50年生まれ、Objections在籍時は17歳前後のはずで、LKも同じくらいだろう。
ちなみにLars Hollmerは'48年生まれ。この頃は、気ままなセッションとデートに明け暮れていたはずだ。
Objectionsの音に接する前に、私の脳裏ではあるコメントが消えず、尾を引いていた。'78年、LHの発言だ。
特にハンスがサムラの前にいたグループは強くドアーズに影響されていた。その影響は初期のサムラの中にも見い出される筈だ。
(サムラ・マンマス・マンナ 「踊る鳥人間」Marquee MAR95119 '95ライナー所収 サムラ・マンマス・マンナ インタビュー '78年3月 RIOフェスティヴァルにて 訳・構成=中西暢久より引用)
だからObjectionsもDoorsっぽい音なのだろうと思っていたのだが、これは…微妙だ。
両面とも短い英語の歌だ。Side-Aはアッパーでポップな曲調、ガレージビートと言うには手が込んでいるが、売れ線ポップスと言うにも手が込んでいて、歌は能天気。メインフレーズはピアノだが、メンバーにはピアニストがいない。なんだかなあ。
ただ、私はピンと来なかったけど、この手に詳しい地元レコードショップのT氏に聴かせたら「おお、いいじゃない!」と言ってた。まあ、ドラムスの勢いは感じることが出来る。
Side-Bはスローナンバー。コーラスとビブラフォンが深みを出しているので、オルガンも居ないしヴォーカルもソフトだけど、ちょっとドアーズを感じさせないこともない。それよりビブラフォン。HBによるものだろう、シンプルな演奏だが、既に芽が出ている。
Objectionsにはもう一枚シングルがある。I really want their another EP. Please give me any suggestion for it.
| 固定リンク
「samla items」カテゴリの記事
- si-42 Munju - Brot+Spiele(2009.09.14)
- si-19a Zamla Mammaz Manna - Schlagerns Mystik 親しみ易いメロディの神秘 追記(2009.07.05)
- si-41 ラーシュ・ホルメル Lars Hollmer - ヴィアンドラ Viandra (2009.05.27)
- si-39 ヒネモス Hinemos - モリノダンス Mori no dance (2009.02.09)
- si-40 Lars Hollmer - 80-88 / The Siberian Circus(2009.02.23)

コメント